「ヒット曲の歌詞」をメモして語彙力を高める
語彙力を増やすために、ヒット曲の歌詞をメモすることもよくあります。ヒット曲はバズる単語の宝庫で、人々の心をつかむワードがたくさんちりばめられています。
私は昭和の歌謡曲が好きで、歌詞が1000曲掲載されている書籍『思い出のカラオケ名曲1000 歌いつぎたい、日本の歌謡曲』(日本文芸社)を見ては、記事やタイトルに生かせる表現がないかをよく探しています。
有名な歌詞をもじってタイトルに生かせば、「あれ、あの歌詞に似てる」と、読者が目を留めてくれるきっかけになります。
たとえば、明るく爽やかな恋愛記事にタイトルをつけるとしましょう。単に「素敵な恋」とするのは、何だかもったいない気もします。そこで、この記事のバックグラウンドに流れている曲がないかを想像します。
たとえば、昭和に活躍した女性アイドルの歌詞を参考にして、
「珊瑚礁のように青い恋」
という表現はいかがでしょうか。
「素敵な恋」より「珊瑚礁のように青い恋」としたほうが、ぐっと表現力が増し、より透明感を感じますよね。
歌詞を引用する際はJASRACのサイトで確認を
先日、雑誌『プレジデント』(プレジデント社)の記事で、男女が両想いになることの難しさについて調査した記事があり、そのタイトルは「いつまでたっても恋の矢があなたの胸に刺さらない理由」でした。
「あっ、あの歌だ!」とピンとくる人がいるかもしれません。とても印象的な詞であり、切なさが表現されています。私の好きなタイトルのひとつです。
他にも、情念のこもった重苦しい愛情表現、お酒についての表現は、演歌が参考になります。ただメロディを愛でるだけでなく、歌詞の奥深さを注視すると、文章を上達させるきっかけになります。
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