「型」さえ覚えてしまえば誰もが伝わりやすい話ができる

先ほど、「それは!」「そして!」などの振りワードは、聞き慣れた言葉だから効果があるとお伝えしました。

振りワードに限らず、聞き慣れない言葉が出てくると、頭の中に「?」が浮かびます。こうなってしまった瞬間、相手の話を聞こうとする気持ちは萎えてしまうのです。

本橋亜土『ありふれた言葉が武器になる 伝え方の法則』(かんき出版)

自分の意見を本当に聞いてほしいなら、こう表現すべきです。

①優先順位をつけてから、話し合ったほうがいいよね!
②知識の共有が最も効率のいい方法です。

これならよくわかりますよね。

このように、普段の会話で使う言葉や表現は、誰もが理解できる「ありふれたもの」を使うことも、物事を伝えるうえでは非常に大事なのです。

逆に言えば、語彙力を高めるために勉強したり、言葉のセンスを磨いたりしなくても、「型」さえ覚えてしまえば誰もが活用できるということです。

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