私もそうでした。ずっと社会に適合して生きてきましたが、30歳を境に社会適合という「強迫観念」から放たれ、やっぱり自ら何かを創りたいという動機が生じました。やっと自分の天才性に基づいて無理せずリラックスして生きていこうと思いはじめるようになったのです。
令和になってからは、そうした動きが加速してきているように思われます。
産業が成長し成熟していた昭和・平成の時代では、自分の他人に対しての相対的な「強み」を軸に、有望な職場を探すことが有効でした。しかし大きな変革の中で、次の産業や社会を新しく産み出していかなければならないのであれば、他人と競争するのではなく、他の誰とも被らない個人の天才性を軸にしなければなりません。
「職業選択」から「仕事創造」へ
これからは、職場を探すのではなく、仕事を創る姿勢が必要なのです。「職業選択」から「仕事創造」へと考え方を変えていかなければなりません。
かつては、自分の強みを見つけることが流行っていたことがあります。相対的な自分の強みを見つけ、他者と競い合える力を伸ばし適材適所を追求するものです。
しかし、この時代に必要なのは、「ストレングス」(強み)ではなく、「ジーニアス」(天才性)を見つける「ジーニアスファインダー」だと考えます。
選択するのでなく創造する、その考えのもとでは、他の人と競い合う必要はありません。
そういう時代がもう始まっています。
*ジーニアスファインダーは、ブルー・マーリン・パートナーズの登録商標です。