日々の思いやり、行動を大切に

夫婦といっても、元々は赤の他人。長い間一緒に暮らすには、お互いを理解するなど夫婦関係をよくする努力が必要です。この努力は、結婚記念日にだけ高級レストランに行くことではなく、思いやりを毎日重ねていくことが欠かせません。

コロナ禍となり、生活が次のように変わった家庭は多くなっているようです。

1.夫の収入がダウン
2.リモートワークで自宅にいるにもかかわらず、夫は家事・育児に全く参加してくれない
3.妻は夜ごはんに加え、昼ごはんまでも毎日作るのがしんどい
4.夫はストレスから、暴言や暴力が増えた
5.パートの仕事が減って精神的にも金銭的にも辛いのに、夫はわかってくれない

横手彰太『老後の年表 人生後半50年でいつ、何が起きるの…? で、私はどうすればいいの??』(かんき出版)

定年前にして既に、ひと足早く老後の姿が見えてきたパターンです。今の状況から、定年退職後も平日のランチは作ってくれないだろうと不安になる夫。私も同じ年代として、他人事とは思えません。このような状況で、老後の夫婦生活は続けられるのでしょうか。

一方で、夫婦仲がよくなった家庭もあります。コロナの影響で飲みに行ってしまう頻度が減った、子どもと一緒にいる時間が増えたなどは、家族にとってプラスに働くでしょう。

熟年離婚はとにかく、日々のお互いの思いやり、発言、行動の積み重ねが大きく関係するのは間違いありません。普段から夫婦の関係がよければ、コロナが原因で離婚することはないはずです。

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