次にやるべきこと、考えるべきことが見えてくる

ただ、感情は移ろいやすいものです。

村本篤信『ロジカルメモ 想像以上の結果をだし、未来を変えるメモの取り方』(アスコム)

何かに心を動かされたとしても、そのままにしておくと、日々の忙しさにまぎれて、すぐに忘れてしまいます。

また、頭の中で思っているだけでは、「思い」はなかなか形をなしません。

だからこそ、感情を言語化し、文字としてメモに書いておくことが大事なのです。

情報と一緒に、そのときの感情を書いておけば、メモを見直したときにいつでも、「感情」というアイデアや思考の原点に立ち返ることができるからです。

情報が自分ごとになり、かつ感情が動かされて関心を持てば、モチベーションが上がり、記憶力、企画力、行動力などが飛躍的にアップします。

さらに、自分の言葉で言いかえたことの中から、特に大事だと思った事柄をいくつかふせんに書き出すことで、次にやるべきこと、考えるべきことが絞り込まれ、人は無意識のうちに、その物事に関する情報を集めたり、真剣に考えたりするようになるのです。

いかがでしょう。これが、一人会議によって、汚メモが金脈メモに変わるメカニズムです。『ロジカルメモ』では、ほかにも、メモを使ったさまざまな思考の方法、感情を整理する方法をご紹介しています。みなさん、ぜひ参考になさってみてください。

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