5.自分の得意なテーマをつくり、オリジナルコンテンツを発信する
ビジネスを目的にするからといって、SNSで売り込みばかりをしていては、誰も興味を持ってはくれず、むしろ離れていきます。発信するコンテンツで重要なことは、読み手に価値のある情報を提供することです。
自身が携わってきた仕事や、職務を通じて身に付けたスキル、成功事例や採用事例などのコンテンツは読み手からはとても魅力があります。発信者にしか知りえない専門性や得意としている内容だからです。
SNSを通じてアピールする際に大切なことは、「人となり」を伝えることです。企業や商品、サービスを売り込む前に、相手に信頼されるように努めます。ただし自慢話は避けましょう。
6.ネガティブな人とは距離を置き、地道に取り組む
世の中には、何でも否定的にとらえる人や、代替案のない批判や批評をする人が必ず存在しています。正義感からそうした行為に走るケースもありますが、SNS上で共感する人は限られているようです。こうした人たちとは距離を置き、自身も人の投稿に対しては、無用な批判や批評は避けます。
SNSを有効に活用し成果に繋げるには、地道に取り組むことです。数週間や数カ月で効果が実感できなくて当然です。数年して振り返ると、周りの景色が変わっている。それがSNSの効用です。
7.「善循環」に繋げる
誰かの質問に対して、誰でも回答できるSNSとして誕生したのがQuora(クオーラ)です。Quoraはハンドルネームではなく実名で登録します。
Quoraのエバンジェリストとして日本進出を担当している唯一の日本人スタッフ江島健太郎さんからこんな実例を教えてもらいました(※筆者注2)。軍事に詳しい人がQuoraに回答を書き続けていたところ業界誌の編集者の目に留まり、現在はその業界誌のライターとして活躍しているそうです。SNSを活用して、仕事に繋げたひとつの事例です。
※筆者注2:PRESIDENT経営者カレッジ『自分の専門性を武器に「セルフ・ブランディング」する最新SNS術』
また英国ブランドの「アクアスキュータム」や「イエーガー」などでデザイナーやディレクターとして活躍していた佐藤治子さんは、ブログ「madame Hのバラ色の人生」が大人の女性から大評判になり、2冊の書籍を出すことに繋がりました。
これを契機に「価値あるベーシックアイテム」を手掛けるオンラインショップ「madameH CLOSET」を立ち上げ、リアルとバーチャルの両方でビジネスを展開しています。ちなみに佐藤さんは70代ですが、現在も第一線で活躍をされています。
ぜひあなたもこの機会にSNSに取り組み、自分のブランド価値を開花させてください。