「被災した個人の集まり」として再起動しよう
一方で3番目のリスクとしてB2Bのところでもお話ししたとおり、年中行事が見直されて消えるイベントも増えるでしょう。これはフリーのパフォーマーにとって出演機会が大きく減ることを意味します。
これら3つのリスクないしは爪痕が意味することは、マイナーなイベントの市場が大きく縮小することとメジャーなイベントの質が下がること、そして劇場やスタジオなどのインフラが廃業してなくなってしまうことです。これらがイベント業界全体にとって非常に厳しい状況であることは間違いありません。
そしてここが一番重要な点だと思うのですが、新型コロナは天災であり、イベント業界はつきつめて考えると被災した個人の集まりだということです。それが起きてしまったことの本質である以上、私を含めてイベントに関わる人間がやるべきことは、それでも前を向いて再起動するということだと私は思います。