その都度必要な人材を外部から持ってくるようになる
でも今は個人での発信が容易になり、会社は必要な人材のデータベースを簡単に得られるようになりつつあります。
そのため、わざわざ莫大なリソースをかけて人を採用・育成せずとも、その時々で必要な人材を外部から持ってくることができるのです。今後その流れはますます進むでしょう。
今はその移行期間であるため、従来型の会社員も一定の価値を発揮できていますが、これからITリテラシーの高い外部の人たちが現場を多く占めるようになった時に一番損をするのが、そうしたビジネス戦闘力の低い社員たちです。
会社が「わざわざ仕事のできない社員の雇用を維持するより、仕事のできる人を外部から雇うほうがはるかにいいじゃないか」と考えるようになった時、彼らの行く末はかなり悲惨なものになることでしょう。
規模が小さい会社こそ戦闘力アップの場になる
対してビジネス戦闘力が高ければ、たとえ会社員であろうとなかろうと、さまざまな場面で重宝します。
だからこそ若者世代は、そちら側になることを目指したほうがいいでしょう。
そこで必須となるのが、若いうちから戦闘力を高められるところに身を置くことなのです。
そうした環境に身を置き、「市場に貢献できるバリューやスキルは何だろう」と日々考えながら自分の力を高めていくことが、何より大切になるのです。
では、ビジネス戦闘力が上がる会社とは、具体的にどんな会社でしょうか。
一例を挙げれば、私が当時働いていたようなウェブマーケティング系のベンチャー企業です。
もちろんベンチャー以外にも、あるいはウェブマーケ系以外にも、選択肢はいろいろあると思います。
いずれにせよ会社規模が小さく、20代の早いうちから裁量権が与えられ、実務を通してスキルと人脈を積み上げられる会社こそが、ビジネス戦闘力を高められる会社です。