箸置きがないときにやりがちなのは……
箸をお皿やお椀の上に置く「渡し箸」もよくやってしまいがちなマナー違反。皆がやっていて一見問題のないように見えますが間違いです。
箸置きがない場合にやりがちですが、その場合は器のふちやお盆の左側に箸の先を乗せるように置くとよいでしょう。また、箸袋がある場合は、軽く折って簡易的な箸置きをつくるのもいいですね。
箸は持ち方や食べものを取るときの仕草が注目されがちですが、食べていない間も美しくあるのが理想です。
きれい好き、片付け好きにありがちなマナー違反
良かれと思ってなのか、テーブルの上をきれいに片付けようとしてなのか……たまに見かけるのが外食で食べ終わった器を重ねてしまう行為。これは家での食卓と同じノリでやってしまう人もいるかもしれませんが、正直ギョッとされてしまうマナー違反です。
お店によっては器も大変高価でこだわっている場合が多々あります。うっかり重ねてしまうと傷がついてしまう場合も。もしも食事が終わってお皿を下げてほしい場合には、これもお店の方にお願いしましょう。むやみに重ねるのはかえって迷惑だったりするものです。
これらのような目を見張るマナー違反を万が一あなたがしていたとしても、マナー違反を指摘すること自体が品のないこととされているため、きちんと指摘してくれる大人はなかなかいないでしょう。マナーは規則と違い絶対のものではありませんが、基本を知らなければ臨機応変に振る舞うことはできません。一度正しいマナーを心得て、その場その場に合ったエレガントな振る舞いができる大人が理想です。