あなたの印象は“立ち去ったあと”に残る!
大切な会議やプレゼンの前、準備は万端というPW読者は多いと思いますが、では、“自身が立ち去ったあとの現場”がどうなっているか考えたことはあるでしょうか?
打ち合わせのあとの会議室や作業の終わったワークスペースなどの片付けは、後輩や部下が先回りしておこなうこともあり、役目を終えた場所がどんな状態かまで気をつけている人はそう多くはないのかもしれません。けれど、使いっぱなしのペンや飲みさしのお茶、またはゴミなどを放置したままにしておくのは、決して品のいい行為とはいえません。
ちょっとした片付けや整理整頓などは、周りの人たちが気をもんでしまうほどに率先してやる必要はないにしろ、「自分で使ったものは自分で」という当たり前のマナーぐらいは忘れずにいたいもの。使った場所の周りだけでもササッと片付け、椅子を正すくらいのことは、どんな立場であろうと人として気をつけたい礼儀のひとつ。
用が済んだら先走る気持ちとともに部屋を出てしまい、残された誰かがフォローしてくれているのも知らず、目立つ仕事だけをする姿は、意外と周りから見られています。それでも疎ましく思われるのを覚悟で指摘……なんてしてくれないのが大人の世界。管理職という立場になり、さらには年齢を重ね誰からも注意してもらえない小さなことこそ、自身で気を配る必要があるのです。