外出の自粛、マスクやトイレットペーパーの不足など、新型コロナウイルスは私たちの生活に大きな影響を及ぼした。ところが1億円を貯めた女性たちの生活は、コロナ禍でも落ち着いていたようだ。なぜ、そんなことができたのか。
ビジネスにタブレット端末を使用している女性
※写真はイメージです(写真=iStock.com/yoshiurara)

お金持ちのすごい備蓄スキル

新型コロナウイルスによる自粛生活から、徐々に日常を取り戻しつつある。自粛中の生活で直面し不便を感じたのが、マスクとトイレットペーパーなどの品不足ではなかっただろうか。早朝から何軒もドラッグストアを回ったり、開店前から何時間も並んでようやく入手した人も多いはずだ。

ところが、資産1億円を持つお金持ちたちは、そんな騒動に巻き込まれず、落ち着いて自粛生活を過ごした人が多いという。なぜ、そんなことが可能だったのだろうか。

その理由をファイナンシャルプランナーの藤川太さんはこう語る。

「お金持ちの人たちは、事前にある程度の量を備蓄していましたので、品薄の間は様子を見ることができたのです」

とくにマスクは、品薄になってからネット上で高値転売されるケースが増えた。それを受けて政府は、3月に国民生活安定緊急措置法を改正し、転売を禁止したほどだ。そして5月下旬には、三重県津市の男性が購入したマスクを2倍近い価格で転売したとして書類送検された。それほどマスクの入手は困難だった。

お金持ちの人たちは、品薄になる前にマスクなどを確保していたわけだが、それができたのには、普段からのある習慣が関係しているという。