コロナで激変する毎日に役立つのがマナー
コロナの流行により、私たちの生活は劇的な変化を繰り返しています。そんななか、これまでの常識やマナーが次々と覆されていることは、誰もが痛感していることでしょう。この意識と状況の変化変容は、事態が収束したあともコロナ前に戻ることを許さず、これからは感染予防をしながらの新しい生活様式を取り入れなければならないことを暗に示しています。
たとえば季節を問わないマスクの着用。「いかなるときにもマスクは必須」といったこれまでの段階から、今度は灼熱の太陽の下、状況を自身で判断してマスクをつけたり外したりする必要があります。また、ソーシャルディスタンスといわれる人との距離感も、リモートワークが解除され、リアルオフィスで働く時間が増えたぶん、これまでよりお互いに配慮することが求められるでしょう。つまり、時と場所によって細やかな気遣い=マナーが大切になってくるということなのです。
そこで気になるのが、徐々に日常を取り戻そうとするなかで、ウイルスと予防対策に関する認識の個人差。自粛期間はある一定の近しい人たちとの共通認識を深めればよかったはずが、仕事が再開し、活動範囲が広がるにあたって、いろいろな考えの人と過ごす時間が増えるのは必至。これまで存在すらしなかった新しいウイルスの前で、私たちはお互いにどのような意識をもって生活するのがよいのでしょうか?
一見答えがない問題のように思えますが、実はそんなときこそ自分も周囲も心地よくいられるためのマナーが役立つのです。