デジタル情報の文書をクラウドに保存する

メモ用紙やノートなどに書き留めたメモは、そこから成長させることが、できなくはないのですが、効率的にはできません。デジタルな形態になっていても、PCというローカルな端末に保存しているのでは、それを成長させていくことが難しいのです。

アイディアを成長させるためには、文書がデジタル情報の形で書かれており、しかも、それがクラウドに保存されていることが必要です。ごく最近では、AI(人工知能)のパタン認識能力が向上してきたので、手書きのメモなどについても、それをデジタル化して処理することが可能になってきました。

浮かんだアイディアをすぐにキャッチできる仕組みを作った後で必要なのは、それらのアイディアが成長できるような仕組みを作ることです。これが「アイディア農場」であり、そこでは「多層ファイリング」の仕組みが重要な役割を果たします。

写真=iStock.com/ipopba
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まず体系ができあがれば新しいアイデアも出てくる

全体の体系を作り上げてしまうと、アイディアが出やすくなります。全体の体系ができあがってくると、抜けている部分などについて、新しい考えが出てきます。この場合は、その考えをどこにはめ込むかがはっきりしているので、新しいアイディアを書き留めることは簡単です。それとこれまで書いたところとの反応で、さらに新しい発展が期待できるでしょう。

こうしたメカニズムを活用するためにも、「とにかく仕事を始める」ことが重要です。そして、仕事を始めれば、仕事は完成します。

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