クラウドと人工知能において日本の企業ならびにエスアイアーは遅れていますから、同分野での競争では劣勢です。

極端に言ってしまえば、日本のエスアイアーは自動車ディーラーや保険代理店のような、中間業者とも言えます。そして中間業者は、未来では業態転換を余儀なくされる可能性が高いです。

データで製品とサービスを改善させる

⑥家電

データ取得ができるアマゾン冷蔵庫のような家電は、これからますます増えるでしょうし、アマゾン冷蔵庫のような家電をつくるコングロマリット企業は、家電事業単体で利益を出す必要はありません。

山本康正『2025年を制覇する破壊的企業』(SBクリエイティブ)

その結果、同じスペックの家電を、家電事業単体でしか手がけていない企業よりも安く提供できます。もっと言えば、テスラのように日々利用者の利用データをフィードバックすることで、より良い家電にもブラッシュアップしていきます。どちらが生き残るかは明白です。

⑦モビリティ/⑧対面だけの教育

残り2つは、自動車業界、そして対面だけの教育業界です。教育においても、アプリやデータの利活用は必須ですが、対面に固執したサービスでは、それができていないのが理由です。対面もアプリなどのデータ活用も両方していかなければなりません。

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