ノイズ① ダメ出しノイズ
・人前で話したりするのが苦手でドキドキする
・ちょっとしたミスが気になって、1日中どんよりとした気分になる
・責任ある仕事を任されるのが怖い
・「負けちゃいけない」と気を張っているから、家に帰るとどっと疲れる
・「これやりたい人は手を挙げて」と問われると、言った人と目が合わないように、つい下を向いてしまう……
なにをやるにしても自信がないから、堂々とできないし、ちょっとした失敗でも長々と引きずるのが、このタイプ。自分には価値がないと勘違いしているんです。だから、責任ある立場を避けようとするし、「自分はこの程度」とすぐに妥協します。なかには、その勘違いを人に悟られないように、過剰に見栄を張ったり、自信満々に振る舞ったりする人もいます。
自分に自信が持てない人にあるのは、「ダメ出しノイズ」です。このノイズは、ダメ出しを繰り返される環境で育った人によくあります。
親から押し付けられたダメ出しのクセを手放す
「おまえには、まだお母さんの手伝いはできないから」
「サッカー選手なんて、なれるもんじゃない」
「こんな漢字も書けないのか」
そんなふうに、なにかやるとダメ出しされたり、否定されたりすることが続くと、子ども心に「自分は大事な存在じゃない」と思うクセがついてしまいます。また、相談したくて自分から親に話しかけたときに無視されたり、バカにされたりすることが多いと、その思いはさらに強くなります。
生まれたときから自分はダメだと思っている赤ちゃんはいません。なのに、今は、自信をまったく失ってしまっています。ということは、誰かがあなたに「あなたはダメ」と教え込んだだけ。誰かに押し付けられた「ダメ」を、今も大事に持っておく必要はありませんよね。
自分の価値は自分で決めていい。ダメ出しは単なる心のクセ。貧乏ゆすりや爪を噛むクセを治すように、「あっ、やばい、またやってる」と、気づいたらやめていきましょう。