「いえいえ、私なんて」「どうしてああなれないんだろう」、こんな口癖がある人は、もしかしたら自己肯定感が下がっているのかもしれません。自己肯定感とは自分に苦手なことやマイナスな部分があっても、自分は自分のままでいいと思える感覚。自己肯定感が下がると、他人よりも自分の価値が劣っていると感じ、ネガティブな感情がどんどん積み重なっていきます。そんな悪い考え方の癖を改善し、自己肯定感を上げるにはどうしたらよいのでしょうか。
ノートパソコンの前で仕事に疲れている女性
※写真はイメージです(写真=iStock.com/Poike)

幼少期からすりこまれた悪習慣を手放そう

われわれ日本人は、子どもの頃から「周りに迷惑をかけてはいけない」「相手の気持ちを考えて行動しなさい」と教わって育っています。また、周りの大人が指示した方向に進むことがよしとされている感覚は、みなさんも経験されたことがあるのではないでしょうか。

そういった謙遜や協調性は日本人の美徳となっています。しかしそれがエスカレートすると、集団の和を乱さないようにする、自分の意思を抑えてでも相手を立てるなど、世間体を強く意識し、周りからよく見られようとしてしまいます。そうなると自己肯定感はどんどん下がっていき、自分の言動や行動を自分で評価できず、常に誰かの基準やフィードバックがないと不安でたまらなくなるのです。

今回は、自己肯定感を下げる悪習慣についてお話します。今すぐにでもやめてほしいことは以下の3つです。