「ないものねだりをする」「謙遜しすぎる」「姿勢が悪い」のは、自己肯定感を下げる悪習慣。では反対に自己肯定感を上げる、よい習慣とはどんなものでしょうか。今すぐ始められる5つの方法を井上智介先生が教えてくれました。ほんのちょっと意識を変えるだけで、自分がかけがえのない存在であることに気づくことができます。
泡風呂にキャンドルを焚き、バスタブに横たわる女性
※写真はイメージです(写真=iStock.com/Prostock-Studio)

当たり前のことができていない人が多い

前回は、つい自己肯定感を下げてしまう悪習慣についてお話ししましたが、今回は自己肯定感を高めるために、ぜひ身に付けてほしい習慣をご紹介します。ほんの少し意識を変えるだけで、自己肯定感はアップし、人生の満足度が高くなります。

1 身体を休ませる

当たり前のことですが、意外にできていない人が多いですね。そもそも日本人は休むのが苦手。「自分の身体のことは、自分がいちばんわかっている」と思いがちですが、たいがいの人は無理をしています。

まずは自分の身体を大切に扱うことが、自分の存在を大切に扱うことにつながり、自己肯定感が高まると知っておいてください。

具体的には「睡眠時間をとる」「湯船にゆっくりつかる」「タンパク質をとる」といったことです。まず夜は十分に寝ることが大切です。そして、お風呂はシャワーですませるのではなく、ちゃんと湯船に入る。食事は、体の元気の素になるタンパク質を意識的にとります。おすすめは肉や魚、大豆など。朝食には納豆や豆腐がおすすめです。時間がないときには、プロテインを摂取してもよいですね。

無理しながらも動いてくれている、自分の身体に感謝する。身体を尊重すると、自分の心が休まってきます。ぜひ習慣として意識してください。