大邱と近い釜山広域にも密集していた
地域別の関心度を見ると、大邱広域市でこれらのワードの最多検索回数を記録したことが分かった。これは陽性患者全体の4分の3が大邱から出たことと無関係ではない。2番目に検索回数が多かった地域は釜山広域市だった。もちろん感染者数は慶尚北道の方が多いのだが、釜山広域市は大邱、慶尚北道と近い上に、人口がより多く、より密集している。上位5地域に大邱、釜山、慶尚北道、慶尚南道が入ったのは決して偶然ではない。
危機の中でも愛は止められない。もちろん、他の地域より不安と恐怖が大きいために検索回数が増えただけであって、以前と比べてモーテルに行く需要は大幅に減っただろう。新型コロナウイルスによってモーテル業界は全国的にも打撃を受けただろうが、その中でも最も深刻なのは大邱だったと思われる。
「ヤノルジャ〔訳者注:韓国の宿泊予約アプリ〕」は共生支援策の一環として2020年2月末に、新型コロナウイルスによって最も影響を受けた大邱、慶尚北道と済州地域にある全ての提携先の3月の広告費全額を、ポイントで返納すると発表した。払い戻されたポイントはヤノルジャの広告及びマーケティング用に使うことができるため、実質的には1カ月分の広告費を免除したかたちになる。
伝染病は私たちに、接触に対する不安を深く植え付けた。時間が経てば新型コロナウイルスは収束するが、私たちが経験した不安と他人に対する不信が何事もなかったように消え去ることはないだろう。