最初は赤字でも、長期運用で小さな結果を積み上がる
ポイント④ 最低5年以上続ける
金融商品は世の中の経済状況によって値上がりしたり、値下がりしたりしますが、それに一喜一憂しないことが大切です。世間が「今が売りどき」とか「売らないと元本割れして大損する」と大騒ぎしても、積み立てたお金を動かしてはいけません。世界的な金融恐慌が起きても、積み立てを続けます。
ドルコスト平均法はもうからない、という人のほとんどが、短期間で止めてしまっていることが原因です。投資額を小分けにして、長期間続けることでリスクヘッジする運用法なので、時間が最大の味方です。1、2年でやめたら損をするかもしれませんが、5年、10年続けると増益がプラスになり続けるので、損をするのが難しくなります。
ポイント⑤ 小さな配当で確実にもうける
ドルコスト平均法は、株式投資や債権投資のように一攫千金は狙えません。大もうけも大損もせず、小さな配当で確実にもうけを出す、堅実な貯蓄法です。もうけが小さいとはいえ、10年で1.5倍~2倍ですから、銀行のゼロ同然の利子に比べたら、はるかにもうかります。
始めて最初の1、2年の間は、赤字の状態が続いたり、損益が上がったり下がったたりしますが、5年、10年経つとすごく安定して、必ず黒字続きになります。まだやっていない人は、騙されたと思ってぜひ始めてください。始めるタイミングは「決心したとき」です。5年、10年と続けるわけですから、いつ初めても大差ありません。
証券口座を開くたび、損益がプラスになっていて、ニマニマと笑いが止まらない。そんな生活が待っていますよ。