手数料や金利を優遇する銀行もあります

また、ステージやランクといった名称で、その銀行や提携サービスへのアクションによって手数料や金利を優遇する銀行もあります。預金残高の額や給与の受け取り、証券口座の開設などで手数料が優遇される銀行が多いです。

中でも面白いのが、楽天銀行です。楽天銀行では「ハッピープログラム」と呼ばれるシステムがあり、毎月25日の預金残高もしくは26日~翌月25日の取引回数により手数料の無料回数が決まります。

残高300万円以上または取引が30件以上でステージが「スーパーVIP」となり、ATMが7回、振り込みは3回まで手数料無料となります。

「取引」とは他行への入金や振り込み、給与や年金の振り込み、公営競技や宝くじの購入、公共料金やクレジットカードの引き落としなどを指します。対象となるアクションは比較的多いものの、月に30件のアクションをする必要があり、ハードルは高めです。

ですが、公営競技のサービスをうまく利用すると、スーパーVIPまで効率よくステージを上げることができます。

楽天銀行から楽天競馬やボートレースなどの公営サービスに入金すると、1日1回までハッピープログラムの取引回数にカウントされます。入金は100円から可能で、入出金に手数料はかかりません。

ハッピープログラムにカウントされるのはあくまで入金であり、馬券や舟券の購入は任意となっているため、「公営競技に100円を入金→出金」を1日1回行い、月に30回繰り返すことで、持ち出しなしでスーパーVIPまでステージを上げることが可能です。特に楽天競馬は中央競馬だけではなく、地方競馬まで取り扱いがあるため、ほぼ毎日のペースで入金ができます。

また、送金アプリ「pring」でも、楽天銀行を利用したチャージ・出金が無料で行え、出金が月に3回までハッピープログラムのカウント対象となっています。公営競技で足りない件数はこれを使って埋めるといいでしょう。

ただし、グレーな方法のため公営競技の入金が対象外になる可能性もあります。今のうちに取引件数を稼ぐ方法を考えておくのも面白いのではないでしょうか。

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