雑談ネタの量は相手2:自分8、相手の4倍は持っておけ
こうした時代でうまく雑談する一番の方法は、日頃からネットで検索してもすぐに調べられないようなオリジナリティの高い「雑談のネタ」をストックしておくことだと私は考えています。どんな人が聞いても、「その話、おもしろいですね!」と身を乗り出してくるようなトピックスをふんだんに持っておくのです。
多くの「雑談の本」には、会話は、相手にたくさん話してもらうのが正解としています。その通りだと思いますが、間違えてはいけないのは、提供する雑談ネタは、こちらが用意しておくということなのです。
雑談をするにあたっては、
話す割合は、相手8:自分2。
雑談ネタの量は、相手2:自分8。
これを、理想的な比率とします。
雑談が苦手な人というのは、要するに「話のネタが少ない人」なのです。
スマホの最新商品を必ず発売日に並んで買う営業部長の狙い
では、どうやって雑談ネタを増やせば良いのでしょうか? いろいろなコツがありますが、ここでは「話題価値」を意識することをおすすめします。
「話題価値」とは、あらゆるモノ・コトが持っている「話題へのなりやすさ」のことです。毎日の生活で何かを選択する際、「<話のネタ>になるのはどちらだろう?」と考えてみるのです。
たとえば、スマートフォン。最近のスマホは、コモディティ化が進んでおり、1つ前のモデルでも、最新型とそれほど性能は変わらないこともあります。コスパ(コストパフォーマンス)の点では割安な旧モデルを選ぶほうが賢明かもしれません。
しかし、最新型ならば、「あれ、早速入手されたのですね?」と話のネタになる「話題価値」が付加されます。私の知っている営業部長は、このためだけに、発売日に並んでまで、最新のスマートフォンを入手することを絶対ルールにしています。