ダイエットに潜む構造的な課題
ダイエットという行為を、一歩引いて眺めてみましょう。「食事をガマンする」「がんばって運動する」……どちらも「ガマン」「がんばって」といった言葉が出てくることからもわかるように、精神的なコストの高い行為です。
一方、肥満者にとって「好きなものをたくさん食べる(飲む)」「運動せずにゴロゴロする」といった行為は逆に、精神的なコストが低いことがわかるでしょう。同時に、目先の満足感を得られてしまう。簡単に言えば、ダイエットをするより、ダイエットをしない方が、「今この瞬間はラクで快適」なのです。
逆に「このままだと将来は病気になる」と脅かしたところで、今がよければそれでいいモードの人の行動のきっかけにはなりにくい。ダイエットにはこうした構造的な課題があります。
ダイエットは、実はそれぞれに、科学的な根拠(「エビデンス」と言います)があるものです。したがって、みなさんも自身の生活を少しずつ変えていけば、気づくと結果が出た状態になるはずです。
僕のダイエットの日々と一緒に、あなたも自分のダイエットを成功させてみませんか。(続く)