読書ポートフォリオを時間(成長)とともにシフトさせる
この読書ポートフォリオは、人次第でもありますが、「キャリア段階」次第でもあります。新入社員とベテランでは当然違いますし、キャリアチェンジを図るときも、違ってくるでしょう。そんな読書ポートフォリオの「シフト」を少し紹介します。
社会人1年目
【ビジネス系】にほぼ100%投入。【基礎】10冊(時間比では5)と【応用】90冊(同5)
社会人2〜3年目
【ビジネス系】と【非ビジネス系】を1対1に。【ビジネス系】では【基礎】から【応用】にシフトし、「基礎2」対「応用8」(時間比)。【非ビジネス系】では、【新奇】は1割ほどでOK
社会人5〜10年目
このあたりで己の殻を破り、幅を拡げるために【非ビジネス系】、特に【新奇】を増やす。【非ビジネス系】6割で、「基礎5」対「新奇5」程度に
キャリアチェンジ準備期
挑戦領域のものを【ビジネス系】として定義し、まずそれに集中し、①(ビジネス基礎)→②(ビジネス応用)へと回す。つまり1年間は新キャリア領域のものを徹底して読む
ここで示した配分やシフトのタイミングは、あくまで一例に過ぎません。もっと早くこれらをこなす人もいるでしょうし、遅い人もいるでしょう。自分に合わせて調整してみてください。
半年に1回は「読書に対するメタ認知」を
そのために必要なのが、読書に対するメタ認知能力です。
・それを自分の成長や、そのときのキャリアの方向性と合っているかどうかを確認する。もしズレていれば修正する
ことを半年に1回くらいでいいので、意識・実行しましょう。読んだ本や読む予定の本の管理をちゃんとやりたい場合には、Webやスマートフォンアプリの「ブクログ」や「読書メーター」なんかが便利でしょう。私は使っていませんけれど……。私は本棚派なのです!