「串盛り」や「刺身の盛り合わせ」でめちゃめちゃ稼ぐ

ここまでお読みいただいて利益獲得商品の重要性にお気づきいただいたかと思います。

須田光彦『絶対にやってはいけない飲食店の法則25』(フォレスト出版)

さっそく開発しようと思っている方もいらっしゃるかもしれません。その前に、利益獲得商品になりにくいものと、なりやすいものを知っておきましょう。

利益獲得商品になりにくいものはみんなが知っている商品です。つまり、名前を聞いただけで味がぱっと思い浮かぶものですが、こういうものはお客さまが簡単に原価を想像できてしまいます。

ただし、そうしたものもオーダー数が大変多いのであれば、数の論理で利益獲得商品になることがあります。1品あたりの原価率は下げづらいですが、大量にオーダーされるということがわかれば、あらかじめ食材をプレカットするなど、調理の手間(コスト)を軽減できるため、結果的に利益獲得商品になったりします。

利益獲得商品の代表例は、居酒屋の串盛りや刺身の盛り合わせなどのセット商品です。複数の商品をまとめることで、お客さまはオーダーを選ぶ手間を省けますし、お店側も売り上げ・利益を取りやすくなります。

関連記事
新型コロナで客急減「いまこそ使うべき外食チェーン」の選び方
1箱3800円の高級グミ「グミッツェル」がバズっている理由
マスクの品薄が続く今日このごろ、「欲しいものを必ず手に入れる方法」を知っていますか
コンビニ堅調、コロナ影響下の「意外すぎるヒット商品」とは何か
コーヒー100円の「低価格路線」で大復活したマクドナルドの行く末