STEP2 その目標に数字を入れて細かく具体化する
さて、ここから実践するのは、具体的に「その目標を達成するためにはどうすればいいのか?」「その点数を取るためにはどこで点を取ればいいのか?」「今の自分の成績や現状を踏まえて、どの科目でどれくらい点数を取ろう?」と考えてみるのです。
大きな仕事を10個やるなのか、企画書を10個書くなのか、数学で100点を取るなのか、何が目標なのかはわかりませんが、きちんと目標を、数字で具体化してみましょう。
数字というのは、非常にわかりやすい指標です。具体的でわかりやすく、実行に移しやすいです。数字を意識して具体化していきましょう。
STEP3 その目的を見据えて、この1カ月で何を達成するか考える
目標が見据えられたらあとは簡単です。それをクリアするために、一体何が必要なのかをしっかり考えてみましょう。
具体的には、「英語120点」と決めたのならば、どんな問題集をやればその点数が取れるのかしっかり考えてみるのです。考えたあとは、必要なものをどんどん付箋に書いていきます。「英語長文問題集A」とか「過去問演習3年分」とか、とにかく目標を書いていきます。
多分、目標が遠くにある人ほどたくさんの付箋が出てくることと思いますが、それで構いません。取りあえず何をやればいいのかをしっかり書きまくります。
その付箋の集まりは、「これをやれば目標達成ができる表」になります。「これだけやれば合格できる表」ですね。東大生は結構初期の、高校2年生くらいからこの表を作っていたと語る学生も少なくありません。きちんとSTEP1・STEP2でゴールを見据えて、そこから逆算して目標を作ったはずです。ということは、それが全部終わればあなたが目標達成できるリストが目の前に作られたことになるのです。
このリストさえできてしまえばあとはそれを1カ月ごとに入れ込んでいけばクリアです。「この1カ月間で何個の付箋を終わらせればいいか」を計算して、その中からやる付箋を決めればいいのです。例えば受験まであと1年で、36枚付箋があったら、1カ月で3枚ずつ終わらせていけばクリアできる計算になります。それから、「じゃあ今月はどの3枚をやろう?」と選んで実践していけばいいのです。