息子を矢面に立たせるのは、親としての責任放棄

案の定、朝日新聞(1月22付)までが、「小室家に金銭的支援をしたとされる男性は朝日新聞の取材に『トラブルは解決していない』と反論した」と報じた。

なぜ、婚約延期から1年近くの期間があったにもかかわらず、母親は自分でくだんの男に会い、話し合いをしようとしなかったのだろう。

息子のICUへの入学金や留学費用が含まれているとしても、これは母親と元婚約者との極めて私的な問題であるはずだ。息子を矢面に立たせるのは、親としての責任を放棄しているという誹りを受けても致し方あるまい。

これまで沈黙を守ってきた小室圭が、突然公表した文書のインパクトは、彼が予想していたよりはるかに大きかった。

案の定、週刊誌の論調は小室圭のやり方を批判するものが圧倒的多数である。

文春(1/30号)は、元婚約者との和解は遠のいたと見ている。

皇室に携わるものがもっとも遠ざけるべき「皇室利用」

宮内庁関係者は「今回の文書発表の件は、秋篠宮さまには知らされていませんでした」と語り、秋篠宮の真意は“贈与だったといい続けているだけではだめだ”ということだったのに、「今回も同内容のコメントをしたことに、秋篠宮さまはむしろ憤っているはずです」ともいっている。

1月21日に「小室圭が文書を出す」とスクープしたのは共同通信だったが、そこには「関係者によると、眞子さまと小室さんの結婚の意志は固い。眞子さまも文書の公表を把握している」という記述があったことが問題視されているというのである。

宮内庁関係者によると、ここには小室家側の狙いが込められていたに違いないが、「これこそが皇室に携わるものがもっとも遠ざけるべき『皇室利用』に他なりません」と批判する。

さらに、この関係者は、眞子さんは圭さんと頻繁にスカイプなどで話しているうちに、「眞子さまは小室さんにまるで“洗脳”されている状態にあると言えます」とまでいい出す始末だ。

新潮(同)になるとさらにエスカレートする。さる宮内庁関係者が仰天情報を打ち明けたというのである。

「実は、(秋篠宮=筆者注)殿下の会見以降、佳代さんが宮内庁に直接連絡をしてきて『両陛下にお会いして、お話しさせて頂けませんか』などといった要請をしているのです」