内閣改造→衆院解散→衆参同日選という選択肢も
早ければ来年の大型連休明け、遅くとも通常国会終了直後に内閣改造をする可能性が高い。来年は7月に参院選が控える。次の内閣改造は有能で話題性のある人物を各所に配置し、ご祝儀相場で支持が上向いたところで参院選を迎える。これが安倍氏の基本戦略だろう。
そして、支持の上がり具合をみて伝家の宝刀を抜くこともあり得る。今、安倍内閣の支持率は40%前半ぐらいで推移している。今の内閣の顔触れでは、劇的に回復するのは難しいだろう。しかし、改造してフレッシュな顔触れになれば5割回復も夢ではない。その場合、電撃的に衆院解散、衆参同日選という選択肢も見えてくる。
期待値を低くしておいて、選挙の前に一気に上昇カーブに乗ることを考えているとすれば、安倍氏も相当の知恵者だ。