実録 TOEIC450点→760点にした人の勉強法

森 誠 J&Jビジョンケア カンパニー 事業統括部マネジャー

前職の新入社員研修で受けたTOEICのスコアが450点。それで2004年、いまの会社に転職。当時は名古屋で営業職だったので、英語をまったく必要としませんでした。そんな私が英語の勉強をはじめたのは07年。外資系企業での将来のキャリアを考えると、英語は不可欠だという危機感がきっかけでした。

最近は新しい文法書を購入(右写真)。帰りがけ余裕のあるときにはカフェで1時間勉強するという。

しかし、仕事をしながら学習時間をつくるのはなかなか難しい。ですから、英語の勉強は通勤の往復1時間のみと割り切りました。教材もあれもこれもできないので一本のみ。文庫本サイズで使いやすく、当時発売していた同シリーズの第1弾から第4弾までを買い、繰り返し電車の中で解いていきました。

途中、本社に異動になると、英語でのメールのやりとりが発生するなど英語の必要性が増し、勉強にも俄然熱が入るように。教材に取り組んでテストのコツがつかめると、1年で530点、1年半で550点と少しずつ、しかし確実に点数が上がっていきました。これがまた、やる気や自信にもつながり勉強に身が入り、勉強をはじめてから3年で600点を超えました。

その後は英会話スクールに通い、ポッドキャストのCNNなどでリスニング強化にも励み、直近の14年に受けたTOEICでは760点になりました。いまはコンタクトレンズ事業のマネジャーとして日々海外とのやりとりも多く、コツコツ積み上げた英語力が大いに役立っています。

関 正生
英語講師
リクルート運営のオンライン予備校「スタディサプリ」で中学生、高校生、社会人向けに授業を行う。TOEICテスト990点取得。NHKラジオ講座『基礎英語2』で連載中。著書は『サバイバル英文法』など53冊、130万部突破。
 

森 誠
J&Jビジョンケア カンパニー 事業統括部マネジャー
 
(文=小島和子 構成=前田はるみ)
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