悪口は身を滅ぼす。褒め口の逆で、悪口は伝聞によってどんどん増殖するからだ。言ったときは爽快な気分を味わえるが、まわりまわって自分の立場を危うくするので、結局は得にならない。

したがって、取引先にどうしても直してほしいところがあるときは、決して他人の口を使ってはならない。どんな小さな不満であれ、先方の耳に届くころには、とんでもない悪口に成長しているからだ。面と向かって伝えるほうがましである。

(構成=面澤淳市)