種類別片づけのコツ
以下、オフィスのデスクで散らかっていることが多いモノについて、種類別に片づけのコツを聞いてみた。
▼名刺はデータ化
名刺はスキャンしてデータ化し、捨ててしまおう。「Eight」などの名刺管理アプリや、「Evernote」などのサービスを使ったほうが、紙の名刺をめくって探すよりはるかに速い。
▼文房具は使うモノ、気に入っているモノだけ残す
ペンを「書けるペン」と「書けないペン」で分けるのは間違い。気に入っているもの、使っているものだけをとっておき、あとは捨ててしまおう。「私はフリクションボールペンが好きなので、それしか置きません。赤ペンは使う頻度が高いので余分に1本。蛍光ペンは黄色だけ。あとは筆ペンが1本だけ」(石阪さん)。
あとは必要に応じて、ハサミ、テープ、定規などを1つずつ。これでずいぶんスッキリするはず。ペンは横置きせず、ペン立てに縦置きにすると省スペースになる。
▼年賀状は1年分だけ保管し、あとは処分
心情的に捨てづらく、意外とたまりがちなのが年賀状だ。「年賀状は新たに年賀状を送るための住所録でもあるので、1年分あれば十分。あとは捨てても大丈夫です」と石阪さん。写真入りの年賀状など、なんだか捨てにくい気がするが……。
「モノに魂は入っていません。お守りや人形が捨てられない、という人の場合、私が捨ててあげることもありますよ(笑)」(石阪さん)。
▼書類はクリアファイルではなく、個別フォルダーに
書類を整理するのは片づけの最後に。書類は1枚1枚向き合う必要があるので、ある程度片づけが終わってスッキリした落ち着きのある空間で行おう。
「必ず書類は『立てて』保存してください。そのために便利なのが、コクヨの個別フォルダー。ここに見出しを書いて、使う書類一式を挟んで、キャビネットに立ててください。挟むだけなので、必要な書類を検索しやすく、不要な書類を捨てやすいというメリットがあります」(石阪さん)。
書類を保存するときに、透明なクリアファイルを使いたくなる人も多いと思うが、それは避けたほうが良いと石阪さん。収納や取り出しが意外と手間で、整理が進まないおそれがあるためだ。