デスクにうず高く積まれた資料や書類、引き出しの中で増殖する文房具、捨てられずにたまっていく名刺やハガキ……。デスクが散らかっていれば、仕事の効率は確実に落ちる。散らかり具合によっては、人事評価に影響する場合もあるだろう。何より、片づけられない自分が嫌になる。
プレジデントオンラインの編集Aもそんな「片づけられない人」の一人。そこで今回は、ベストセラー『一生リバウンドしない! 奇跡の3日片づけ』の著者であり、新刊『二度と散らからない! 夢をかなえる7割収納』(いずれも講談社)を刊行したばかりの片づけアドバイザー、石阪京子さんに具体的なアドバイスをうかがった。
「いい人」は片づけが下手?
まずは石阪さんに、編集Aが撮ってきたデスクの写真を見てもらった。乱雑に積まれた書類、あふれ返る本と雑誌、モノの隙間になぜかお菓子とハガキ、捨てるに捨てられないお土産などなど……まさに「片づけられない人のデスク」だ。あっ、今、目をそらした人! あなたのデスクも似たような状態になっているのでは?
写真を見て、「片づけられない人は、いい人が多いんですよ」とフォローしてくれる石阪さん。片づけができなくても自己嫌悪に陥る必要はないのだという。「片づけられない人は、人にもらったモノを捨てられない優しい人が多いんです。何かにこだわりがある人や、完璧主義の人も片づけられませんね。だから、片づけられることで良い面がどんどん出てきますよ」(石阪さん)。
「これ、何時間くらいあれば片づけられますかね?」と尋ねる編集Aに、石阪さんは「2時間あれば十分です!」と力強い答え。ちなみに『夢をかなえる~』の版元・講談社の書籍編集B氏のデスクまわりも、石阪さんのアドバイスによって見事に片付き、今もキレイな状態をキープしているそう。ここからは編集Aへのアドバイスを交えつつ、石阪さんにオフィスの片づけかたを解説していただこう。