「品川へはどう行けばいい?」と聞かれたら
4.都内の移動について
I'd like to go to Shinagawa station.
(品川に行くにはどうすればいいですか?)
外国人が困るのが、都内の電車路線図の複雑さです。毛細血管のように、とにかく分かりにくいので目的地までどうやって行けばいいのか理解するのも一苦労です。駅員さんが外国人からの質問の応対に四苦八苦するのをしばしば目にします。
【よくある失敗回答例】
You ride Yamanote Line and wait about 15 minutes.
(山手線に乗って15分くらいです)
電車に乗る、というとrideを使う人が多いですが、これは車などの方がよく使われます。間違いというほどではありませんが、ちょっと文章も長いですし相手に伝わるか微妙です。
【模範回答例】
Take Yamanote Line. It's 3 stations ride.
(山手線に乗って3駅です)
【解説】
こういう時は、“Take +(乗り物の名前)”で乗り物に乗るという表現を使いましょう。“take a bus(バスに乗る)”などとしてもOKです。
また、「3駅乗ります」と言う時は“3 station ride”などと言います。歩いて移動する時は“15 minutes walk”と、「移動する距離や時間+移動手段」で簡単に表現できる便利フレーズです。
5.宗教について
What is your religion?
(あなたの信じる宗教は何ですか?)
ここまでストレートに聞かれるかは別にして、宗教の話は外国人と話す時に意外と大事です。自分の宗教を英語でちゃんと言えるようにしておきましょう。
【よくある失敗回答】
I have no religion.
(宗教なんてありません)
ジョン・レノンのimagineの歌詞のようですが、こう答えると「概念的に宗教というものを信じない」という意味にとられてしまうかもしれません。自分が特定の宗教を信じていてもいなくても、違った意味で伝わるともったいないです。
【模範回答例】
特定の宗教がない場合:
I don't have a specific religion.(特定の宗教は信仰していません)
信仰している宗教がある場合:
I am Buddhist.(私は仏教徒です)
【解説】
特定の宗教がない人も多いと思うので、“specific religion(特定の宗教)”を信じていない、と正しく言えるとよいでしょう。もちろん、信仰がある人はそれを英語で伝えてあげてください。
代表的な宗教を英語で言うと、こうなります。
・Christian Catholic:キリスト教のカトリック
・Christian Protestant:キリスト教のプロテスタント
・Muslim:イスラム教徒