行きすぎると「神の摂理」が働く

株や不動産などが暴騰するバブルとその崩壊はなぜ繰り返されるのか。一般的には、貪欲に利益を追い求めて世界を駆け巡る国際マネーやヘッジファンドなどの強欲な面々のシワザと思っている人が多いかもしれない。

しかし、それは違う。人間の力で相場を動かしたり、バブルをつくるなんて不可能。すべては経済や相場の「波動」によって繰り返される。人間の欲望がなくならない限り、バブルはある一定の時間をおいて必ず発生する。

だから大事なのは崩壊後の対処法だ。その巧拙によって大恐慌を招くか小さな危機で収まるかといった違いが出てくるからだ。直近100年を振り返ると、最も大きな金融危機は1929年に米国で起きた株価大暴落。このときは米FRB(連邦準備制度理事会)がデフレに対して本来やってはいけない金融引き締め(金利引き上げ)を行い、世界大恐慌を引き起こした。その後、米国は大デフレに陥り、株価は3年後に約9分の1まで下落、暴落前の水準に戻るのに25年もかかっている。