五輪後も加速し続ける可能性が高い中国

2007年8月9日と08年8月8日。

2つの日付が、世界の潮流が中国へと向かっていること、あるいは少なくとも日本にとっては中国という名の大きな渦に否応なしに巻き込まれつつあること、を象徴しているかに思える。

1年前の8月9日、フランスの大手銀行BNPパリバが、3つのファンドを閉鎖した。総額は22億ドルだった。米サブプライムローン市場の混乱を理由に価格算出、募集、解約・返金の業務を一時停止したのである。理由としてパリバは声明で、「米国の証券化市場の一部で流動性が完全に消失したため、質や信用格付けにかかわらず、一部資産の価格の算出が不可能になった」と説明した。世にいうパリバショックで、世界をゆるがすサブプライム危機が表面化した日だった。