「現物・現場・現実」を自分の目で確認

ブリヂストン相談役 荒川詔四氏

月に一度は工場や事業所に出向き、気づいたことがあれば、必ずその場で指摘します。また基本的な方針に関わることは何回でも直接現場の社員に話をします。それが一番正確に伝わるのです。同時に懇談会や意見交換の場を設けて、社員の声も吸い上げるように心掛けています。

結局のところ、仕事は常に現場にあるからです。その結果を報告の形で聞いていては時間がかかる。しかも報告は二次、三次の情報であって、一次情報ではありません。現場の状況を“聞きかじり”で済ますわけにはいきません。

自分の足で現場に行き、「現物・現場・現実」を自分の目で確認する。そこで初めて、経営方針どおりに進んでいるのかどうか、各施策が適切に実施されて、想定した結果が出ているかを把握できます。

(小宮一慶=総括、分析・解説)
【関連記事】
最善と最悪ケース必ず想定するわけ -日産自動車社長兼CEO カルロス・ゴーン
<経営者目線の提案書>行間に「覚悟」と「知恵」が滲み出ているか -ブリヂストン会長 荒川詔四氏
逆風に勝つ「ビジネスの本質を見抜く力」を養う
「帳簿より現場」三菱電機新社長 柵山正樹
“経営力”の土台を養う5冊