飲み会と違ってダラダラ長引かない

さらに毎週水曜日の朝は、「赤坂ブレックファストクラブ」という朝食会を開いている。

「サンノゼとかシリコンバレーでよくこういう集まりがあるんです。日本でもあるといいなと思って始めました」

参加資格は特になし。職業も年齢もまちまちな人たちが出勤前に集まり、コーヒーを飲みつつ情報交換をする。参加人数は平均10人。柴田さんは毎週必ず参加するが、「来られるときに来る」という人が大半だ。

8:00頃から朝食会のメンバーが徐々に集まってくる。この日の参加者は10人ほど。面識のない人は名刺交換などをし、情報交換。9:00頃まで続く。

「この会は気合が入っていないんです。ゲストを招いたり、課題図書を読んで意見を発表したりする会もあるけど、そんな仕事みたいな集まりだと疲れちゃうでしょう」と柴田さんが言うように、真面目な話もあるが雑談も多い。いい意味でのゆるさのおかげか、朝食会はすでに14年も続いている。

「いい話って、人が持ってきてくれるものでしょう。だから僕はいつでもみんなが寄ってこられるように自分をオープンにしている。僕に会いたい人がいれば、水曜の朝、ここに来てくれればいい。“探偵はバーにいる”じゃないけど“柴田は赤坂にいる”んですよ」

朝食会のいいところは、飲み会と違ってダラダラと長引かないところだ。ほとんどの人がこの後出勤するので話すべきことを話して時間がきたら一人ずつ出ていく。

ちなみに柴田さんの平均睡眠時間は5時間だという。

「眠いですよ。電車のなかで寝ることもあるし、昼休みは5分で食事を済ませた後、空いている椅子をいくつかつなげて寝ています」

仕事の成果を出しながら、家族との時間を確保し、社外活動を通じて人脈を築く。柴田さんの姿は、それが可能だということを身をもって示してくれているようだ。

●柴田さんの1日(水曜日)

5:30 起床
5:45 自宅を出る
6:00 電車の中で本の原稿を書く
6:30 天気の良い日は途中下車、赤坂まで散歩
7:00 赤坂のカフェ到着。出版する本の打ち合わせなど
8:00 メンバーとカフェで朝食会開始
9:00 出社、メールを急ぎ打ち返す(この日は出遅れ感あり)
10:00 打ち合わせ
11:00 資料作成。同時に、返ってきた仕事の依頼をさらに打ち返す
12:00 昼食、昼寝
13:00 打ち合わせ。(PCを持っていく。議事録は打ち合わせ前にあらかた書いておき、終わったら1回見直して完成とする)
15:00 資料作成(最低限のものしか作らないことにしている)
17:20 退社
19:00 帰宅、家族と食事など
20:00 ボランティアの仕事を開始
0:30 就寝

(水曜日以外の平日)

5:30 起床
5:45 自宅を出る
6:00 電車の中で原稿書きなど
7:00 出社。昨夜来ていたメールをすべて打ち返し、こちらの仕事の在庫を空にする
9:00~17:20 水曜日とほぼ同じ
19:00 ボランティアの会合へ(取材や打ち合わせがある日は連続で入れる)
0:30 就寝

(澁谷高晴=撮影)
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