メットライフで働く誇りとは
現在日本の人口の4分の1は65才以上で、この割合は2050年までに45%に達すると予測されています。社会の高齢化によって、労働力の減少と被扶養者の増加が見込まれており、国及び地方自治体の財政圧迫や、医療や年金給付等の分野での不確実性が高まっています。
その結果、日本では、お客さまは安定や安全を求めて弊社のような企業のサービスにますます目を向けてくださるようになっています。私たちの調査によると、現在、お客さまが軽減したいともっとも重視しているリスクは、医療であるという結果が出ています。医療保険とガン保険の単独商品市場は、過去3年間の年間成長率がそれぞれ3%と8%と拡大しています。加えて、円安とインフレ率の上昇によって、外貨建の保険商品や年金商品に対するニーズも高まっています。
このような変化の中で、弊社は商品とサービスを通じてお客さまに経済的な安心を提供できると確信しています。これは、社会との価値の共創であり、弊社のミッションである「人生の『もっと』をかなえる応援をします」の実践に他なりません。例として、弊社のガン保険での特約は、陽子線治療などの患者が全額自己負担となる先進医療に対して保障を行っています。それにより、患者であるお客さまは治療時はもちろん、治療終了後も経済的に安心して生活することができるのです。私たちの事業がお客さまの生活に安心を提供できることを私たちは誇りに思ってよいと思います。
私自身は日本の人々の生活を変化させ支える生命保険会社の社長であることに誇りを感じます。また、これからも弊社のコンサルタント社員、保険代理店、金融機関や、電話やWEBでのダイレクト販売を通じて、人々の経済的な安心と共に人生の『もっと』をかなえる応援をしてまいります。
2015年、私が社員にしてもらいたいのは、立ち止まって自分の周囲を見渡し、自分自身がメットライフで働くことを誇りに思えることは何かを考えることです。私たちには誇れるものがたくさんあります。その誇りは、お客さまをあらゆる判断の中心に捉え、お客さま中心主義を実践していく糧になり、私たちをお客さまから信頼される会社に導くものと思います。そして、これまで約150年間にわたり成し遂げてきたことを称賛できるよう、さらなる成功に向けて変革や成長にかかわることを目標に努力していきたいと思います。
サシン・N・シャー
1967年生まれ、米国出身。米国スティーブンス・インスティテュート・オブ・テクノロジー卒。99年メットライフ入社。2011年アメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニーリージョナル専務執行役員、12年メットライフアリコ代表執行役専務最高執行責任者などを経て、現職。