まず、教育資金は給与から自動振替で積立定期預金へ。児童手当は受け取るたびにこの口座に上乗せする。このほか、繰り上げ返済資金、住宅リフォーム資金、長女の七五三資金、ディズニーランド家族旅行資金、パソコン買い替え資金の5つの口座がある。

妻は給料日にATMでお金を引き出し、口座ごとに手数料のかからない方法で振り込みを行う。手間はかかるが、通帳の金額が少しずつ目的に近づいていくのが楽しみだ。

細川家では妻のこづかいを予算化し、その範囲で自由に使うようにしている。この方法は、ストレスを溜めずにムダ遣いを防ぐのに有効だ。

細川家の毎月貯蓄額は4万3000円、年間では約80万円になる。住宅購入でいったん減った貯蓄額は、すでに500万円まで回復した。

●荒井家はここを改善!

・ライフプラン表を作成し、将来を直視する
・車は手放すのがベスト
・妻が月にあと3万円でも、パートを増やす

●細川家はここが優秀!

・目的別に口座を分けて、貯金を楽しんでいる
・調理の工夫で食費を抑え、時間も短縮
・妻のこづかいを予算化して使いすぎを防ぐ

(編集・構成=有山典子)
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