自宅で野菜を育てる人が増えている。この背景には、相次ぐ食品偽装問題に端を発する食への安全志向の高まりや、このところの不況で手軽なレジャーとして注目されたことなどが挙げられる。主なユーザーは20~30代の人たちだが、最近目立つようになったのは定年を迎え、余暇時間を持つようになった団塊世代の男性だ。

家庭菜園向け野菜苗・果樹苗の市場規模推移
図を拡大
家庭菜園向け野菜苗・果樹苗の市場規模推移

右肩上がりの市場規模を、民間調査会社・矢野経済研究所ライフサイエンス事業部の中川純一氏は「野菜苗はトマトのような定番商品からハクサイなど幅広い種類に広がった。また、ブルーベリーといった高価格帯の果樹苗も販売が拡大し、2009年の家庭菜園向け野菜苗・果樹苗の市場規模見込みは、生産者出荷ベースで前年比20%増の139億円」と語る。

(ライヴ・アート=図版作成)