早くから活躍する同期生を尻目に、4年生になっても2軍だった村田さん。主将に選ばれて取り組んだのは、「勝つチームに漂う、独特の空気」を取り戻すことだった。最高の結果は得られず、さらに自らの失言で大後悔することになる。(2023年9月11日レター)

大学ボート部で新4年生になったとき、2軍クルーだった自分が新主将に抜擢された。まさに晴天の霹靂だった。

主将指名は、監督や旧4年生たちによる話し合いで決まる。本来なら、自分が2年生のときに優勝したチームに同期生が6人もいたのだから、出場経験が豊富な1軍選手から選ばれるのが筋だろう。だが、優勝の翌年は一転して惨敗。チームはゼロからの立て直しを迫られていた。

(構成=荒川龍)