備蓄米を失った倉庫業界が月6億円も減収するほど
おそらく、政府関係者にとっても米の価格下落はかなり緩やかだろう。複数の要因が考えられる中、急速な備蓄米の放出により、精米所の処理能力は逼迫気味とみられる。そのため、備蓄米放出と小売価格下落のペースにはラグが生じただろう。6月9日時点で、備蓄米が店舗に並んだのは、首都圏や近畿圏など大都市部に偏った。
2024年問題をきっかけとするトラック運転手不足の影響もある。イオンなど大型の小売店舗の有無により、東北や四国などでは備蓄米が店舗に並ぶのに時間がかかっている。一部では6月中に備蓄米が店頭に並ぶのは難しいとの見方もあるようだ。
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