「トランプ個人の作戦だ」
伝えられるところによると、トランプはイランを空爆する「真夜中の鉄つい」作戦がメスのように鋭い精密攻撃となることにこだわった。長期戦の泥沼に引きずり込まれることは絶対に避けるというのが、彼のアイデンティティーであるからだ。
一大スペクタクルを披露すれば成功がもたらされると、信じるに足る理由もあった。第1次トランプ政権では「アブラハム合意」で突破口を開いてアラブ諸国によるイスラエル承認を増やしたことが自慢の種。ここでイランに核開発をやめさせれば中東地域から戦争はなくなると、トランプは信じたのだろう。バンスのような慎重派から他の選択肢を検討すべきと進言されても、1期目の経験に基づいて、イランは本気で報復してこないと踏んだ。
実際、1期目にイラン革命防衛隊の司令官ガセム・ソレイマニを暗殺したとき、イランからの報復を恐れるパニックが生じたものの、結局はイラク領内の米軍基地に向けてミサイルが発射された程度だった。今回も同じで、イランは対立の激化を恐れているというトランプの直感が当たったように見える。
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