「老化した血管」は突然死の原因になる

私たちに自覚はないものの、「人間は血管から老いる」といわれるのは、血管は、私たちの生命活動の重要な役割を担っている器官だからです。その役割とは、次のようなことです。

・体中のあらゆる細胞に酸素や栄養を届ける
・老廃物や二酸化炭素を回収し、排出する
・ホルモンや免疫細胞を運ぶ
・血管を拡張したり、収縮したりして体温や血圧を調整する

血管が老いると、こうした役割を十分に果たせなくなるということですから、体全体の老化が加速するのがよくわかります。しかし、血管が老化してきたからといって、すぐに日常生活に困るというわけではありません。

問題なのは、老化してきた血管を放っておくことです。そのままにしておくと、血管の劣化はどんどん進行します。そして、先ほどの役割を十分に果たせなくなるだけでなく、突然死に至る病を発症するリスクが跳ね上がってしまうのです。これがボロボロになった血管のとても怖いところです。