1割以上が「受診待ち」をしている状況
コロナ対策で有名になったボリス・ジョンソン元首相が、首相に就任したときの公約の一つは、「GPに診てもらうのに3週間も待たないで済むようにすること」だった。2023年に実施された英国の国民健康保険サービスNHSに対する患者満足度調査では、NHSの現状に満足している人はたった24%で、1983年にこの調査が開始されて以来、過去最低を記録した。52%が不満と回答。
その理由で最も多かったのは、「GPや病院の予約を取るための待ち時間が長すぎること」(71%)だ。2番目が「NHSのスタッフが不足している」(54%)、3番目が「政府がNHSに十分な予算を割かないこと」(47%)で、48%の人が、政府がNHSへの支出を増やすための増税を支持している。
英国では、1999年に心臓手術の順番待ちリストに載っていた38歳の患者が死亡したことが問題になり、当時の労働党政権がNHSにさらなる資金投入をした。GPや病院の待機期間の解消は、首相が代わっても常に政府の大きな課題だ。
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