2025年3月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお送りします。家計・節約部門の第5位は――。
▼第1位 だから「一軒家よりマンション派」が増えている…戸建購入者が覚悟しておくべき決定的デメリット
▼第2位 お金の貯まらない家の「お風呂場」には大抵コレがある…片づけのプロ「今すぐ風呂場の外へ出すべきもの」
▼第3位 豪邸も高級車も必要ない…幸福度を確実に上げるために人生後半で手に入れるべき"たった一つのもの"
▼第4位 なぜ三菱商事の平均年収は2000万円を超えたのか…平均年収が高い「全国トップ500社」ランキング2024
▼第5位 ワースト1位は宮城県仙台市にある警備会社…平均年収が低い「全国ワースト500社」ランキング2024
ワースト10社の平均年収は314.2万円
プレジデントオンラインは、全上場企業の「平均年収500ランキング(2024年度版)」を作成した。基にしたデータは直近の年次決算期における有価証券報告書(2023年10月期~2024年9月期)。データ抽出では、経済・金融データサービスの株式会社アイ・エヌ情報センターの協力を得た。
調査対象会社は、上場企業のうち単体の従業員数が10人以下の企業や、平均賃金の発表がない企業などを除いた3744社。このうち平均年収が低い「ワースト500社」を集計したところ、平均年収額は434.2万円で、これは調査対象の全上場企業の平均年収652.2万円を大きく下回る。
上位企業ランキングと対照的に、サービス業と小売業が上位を占め、従業員の平均年齢の若い企業も多数ランクインする結果となった。
ワースト1位は宮城県の警備会社
ワースト10位のうち6社が首都圏以外に本社を置く。10社の平均年収は314.2万円で、前回よりも40万円近く増えたが、平均年収が高い企業と比較すると7分の1程度にとどまる実態が明らかになった。
ワーストランキングの1位は、交通誘導警備事業が主力のトスネット(267.2万円)だ。前年比では26.8万円の増加を見せているものの、平均年収は依然として300万円を下回っている。同社の平均年齢は43.0歳で、146人の従業員を抱えている。
同社に問い合わせたところ、「平均年間給与には総合職や一般職のほか、警備職が多数含まれている。警備職は『1日いくら』の日給月給制のため、固定月給制ではなく、勤務日数によって月給が変わる。また、当社は宮城県に所在しており、物価水準は地域的に首都圏と比較し低い。東北地方の他の会社に比べて、待遇が悪いということはないと考えている」と回答があった。