コーヒーメーカーが撤去観葉植物が枯れている

倒産は、ある日突然やってきます。企業規模が大きくなるほど、情報には箝口令かんこうれいが厳重に敷かれるので、社員は知る由もありません。知られてしまうと、倒産日までに取引先が撤退したり従業員が退職したりと、少しでも確保したい売り上げさえ入ってこなくなるため、ギリギリまで誰にも知られないようにするのです。

倒れたビルと「倒産」の文字の看板、倒れるサラリーマンの人形
写真=iStock.com/BBuilder
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そもそも倒産とは何でしょうか。企業が債務の支払い不能に陥るなどして経済活動の継続が困難になった状態を指し、法的倒産と私的倒産の2つに分かれます。法的倒産は、再建型の「会社更生」と「民事再生」、清算型の「破産」と「特別清算」の4つに分類されます。私的倒産は、「銀行取引停止」や「内整理」(任意整理)の開始などが挙げられます。

民事再生で事業継続する予定なら、なおさら情報は隠されます。そして、従業員がある朝いつものように会社へ行くと、入り口に倒産の告示が貼ってあるわけです。事態を知っているのは、社長と幹部、一部の経理や財務担当者のみ。実は、倒産することは3カ月〜半年前にはもうわかっていることも多いのです。民事再生するにしても清算するにしても、水面下で手続きを進めています。