「ドジャースハラスメント」という声も

しかし、今春は会見や練習のみで特集が組まれるなど、大谷をめぐる盛り上がりが増した感がある。これは「ハラスメントに近いものを感じる人が増えやすい」ということだろう。さらにネット上の声を見ていくと、なかには野球好きですら「大谷ハラスメント」を訴える人もいた。それどころか山本由伸に佐々木朗希も加わって「ドジャースハラスメントだ」なんて声もある。

上層デッキから見たドジャースタジアム
上層デッキから見たドジャースタジアム(写真=Junkyardsparkle/CC-Zero/Wikimedia Commons

対戦相手カブスの鈴木誠也や今永昇太が引き立て役のようなポジションにしか見えないほど、ドジャースびいきの空気が日本中にただよっている。事実、情報番組のアナウンサーやコメンテーターらも「今日はドジャーカラーの服を着てきました」などと肩入れするコメントが目立ち、まるでそれが日本の総意のように感じられてしまう。