「毎日、朝○時に起きる」というような決め事をつくらない
暗闇の中、アラームで起こされ、そのアラームを探して止めて起きるよりも、夜明けのように徐々に明るくなる光によって自然に目覚めるほうが、気持ちよく起きられます。
本来の人間の生物学的に正しい形で起きるのです。確実に起きたい時間がある場合、アラームをシーリングライトに設定することもできますが、アラームが鳴る前にいつも光で起きてしまいます。
こうした機能のついたシーリングライトは、アマゾンや家電ECサイトで数万円程度で購入できます。
ちなみに、シーリングライトを購入する前は、カーテンを自動的に開閉させる機械を使用していました。起床時間になるとカーテンが自動で開き、屋外の太陽の明るさで目覚める仕組みでした。
朝、すっきりと起きられる理由がもう1つあります。それは、就寝の7時間後にスイッチオンになるようにシーリングライトのタイマーをセットしていることです。
私の場合、睡眠時間を最低7時間確保すると翌日の調子が良くなります。人によって最適な睡眠時間は異なります。
一度、5〜8時間くらいの間で数日間、睡眠時間を調整して、自分の最適な睡眠時間を確認してみてください。私は普段は朝4時に起きるので、7時間を計算し夜の9時頃には寝ることが多いです。
大事なのは「毎日、朝○時に起きる」というような決め事をつくらないことです。会食があって就寝が11時になってしまったら、睡眠時間を7時間確保して朝の6時に起きればよいのです。ポイントは睡眠時間を決め、そこに起床時間を合わせていくという考え方です。
朝、光で目覚めたら、パッと起きて顔を洗い、白湯を飲んで落ち着く──そんな自分なりのモーニング・ルーティンを行い、体のリズムを整えます。
睡眠時間から起床する時間を決める
年に一度の人間ドックやPET-CT検査は十分な価値
アメリカの著名な投資家、ウォーレン・バフェットは、「体は一生乗り換えのきかない車だ」と述べています。その通り、自分の体とは一生付き合っていかなければならないので、いかに大事に扱うかがとても大切です。
もし、あなたが倒れてしまうと、あなたの家族が路頭に迷う可能性もあります。経営者であれば、従業員とその家族が路頭に迷う可能性もあるのです。
そのため、私は年に一度、必ず人間ドックを受けています。ここで大まかな体調がわかります。毎年の検査値が更新されるので、比べることができます。それに加えて、がんの早期発見に効果があると言われている「PET-CT検査」を受けています。
PET-CT検査は、がん細胞が正常な細胞に比べて多くのブドウ糖を取り込む性質を利用して、ブドウ糖に似た薬剤を体内に投与して、各臓器の薬剤蓄積率を見る検査です。薬剤が多く集まるところがあれば、がんの疑いがあり、精密検査に進みます。
担当の先生には「2〜3年に一度でいい」と言われますが、心配性の私は毎年受けています。
PET-CT検査は十数万円かかりますが、がんが早期に発見できれば、早期治療ができて死なずにすむかもしれません。がんは若いほど進行が早くなりますので、早期発見は生存率に大きく影響します。そう考えると、これだけの費用をかける価値が十分あります。