首都圏では、およそ4.7人に1人が中学受験をしている
子どもの数は減っているのに、中学受験をする子どもは増える一方です。首都圏模試センターによれば、2024年春の首都圏私立・国立中学校の受験者総数は過去2番目の5万2400人。受験率は18.12%と、過去最高を記録しました。首都圏では、およそ4.7人に1人が中学受験をしていることになるそうです。
この割合は、東京23区ではさらに上がります。22年度に小学校を卒業して私立中学に進学した割合は、最も高い文京区で49.5%。中央区、港区も4割を超えています(東京都教育委員会「公立学校統計調査報告書」)。これは実際に私立中に進学した割合ですから、受験に失敗して公立中学に進んだ子どもを加えると、中学受験をした実数はもっと多くなるでしょう。
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