保健室受験で合格を勝ち取る子は意外といる

それでも毎年必ず、受験当日に体調を崩し保健室受験をする子がいる。親としては、「最悪な事態になってしまった……」と悲観しがちだが、そうとも言い切れない。実はこれまで、私の教え子の中にも当日体調を崩して、泣く泣く保健室受験をした子が何人もいるが、意外にも合格率が高いからだ。もちろん、もともと合格レベルに達するだけの学力があった子もいる。

だが一方で、合否は五分五分と見ていた子が、合格を勝ち取るケースが多いのだ。もしかすると「周りに人がいないから落ち着いて問題が解けた」「少し熱があって頭がぼーっとしている状態だったから、かえって緊張を感じずに済んだ」ことなどが影響しているのかもしれない。本当の理由は分からないが、悪いことばかりではない。そう思って、親がドンと構えているほうが、結果的にはうまくいく。

ただ、市販薬を飲ませるのは避けてほしい。市販の風邪薬にはほとんど眠くなる成分が入っている。ちゃんと病院で診察してもらい、入試本番が近いことを告げて適切な薬を処方してもらおう。